昨年、手稲のお寺さんの掲示板にこんな言葉が書いてあった
「人は未来を夢見て、過去を悔やみ、今を忘れる」
一年近く意味が分からなかった・・。

私はジョギングが趣味で、時間が空いたらいつでも走りたいと思ってます。先日ジョギングをしている最中急にこの言葉を思い出した、、
「今」という概念。例えば「走る」という行為は比喩ではなく実際に、過去から未来に移動している。10秒前(過去）にいた場所と10秒後（未来）にいる場所は違うわけだから。ただ、急に思ったのは「未来」は無い。と言うか現実に存在するのは「今」しか無い。「今」右足と左足を交互に動かし、10秒走ってたどり着いた場所も「今」、未来を考えているのも過去を思い出しているのも「今」。百歩譲って過去はある。だけど未来は無い。運命論者はなんというか分からないけどこの理屈でいうと、運命も後で‟運命”の印を付ければ事足ります。「今」しか無いと思った瞬間急に気持ちが軽くなりました。要は「今」一生懸命やるだけ、その結果が新しい「今」を作る。死ぬまでその繰り返し。未来を心配したところで未来は無い、、、。
走り終えて、シャワーを浴び、張り切って会社に行こうと思います！
それでは

あみだ堂　能呂慎太郎