社長日記

2020.05.16
論点ズレに対する違和感

人と話をするときに論点のズレに気付く時無いですか?
例えば、ドライブの途中でガソリンが無くなりそうな時に
「なんで前もってガソリンを入れておかなかったの?」
って言われた時。。

先ずこれを冷静に分析してみましょう。
問題提起があり、問題解決のゴールがあり、その対策をとる事は普遍的な当たり前です。
ガソリンが無い現実(問題提起)。ガソリンを入れる(問題解決)。今あるガソリンで行けるガソリンスタンドを探す(対策)。
「なんで前もってガソリンを入れておかなかったの?」の質問は問題が起こった原因の追究です。
それって今必要ですか?
私だって人間です。お酒の席や友達同士での他愛もない会話は常にあります。ただ、公の場で話す事ではありません。

今の世の中に対しても論点のズレを感じます。

・交通事故で誰かを傷つけたり、ぶつけられて傷つきたくないので家にいます。(交通事故の負傷者数は年間50万人前後)
・インフルエンザをうつされたくないので家にいます。(インフルエンザでの死者 年間約3000人※2018年度)
・たばこの副流煙で死にたくないので家にいます。(タバコの副流煙での死者 年間約6000人)
ここは基本的人権が守られている国ですからどんな生き方をしようと個々の自由です。
そんな生き方でご飯を食べていけるのであれば、、。

日々の報道により絶対論点がズレていると思う。
新型コロナウィルスにばかり焦点をあててしまい、多くの方の視野が極限まで狭くなっている。
ここでの論点は「生きる上でのリスク」です。
先ず、大前提として、日本では基本的人権と言論の自由があること。
そして生きる権利があること。

私が言いたいのは、誰も傷つけない。誰にも傷つけられたくない。そんな風に生きる事は絶対無理です。誰もが皆リスクを背負って生きています。
頑張ってこの境地を乗り越えていきたいです。ただ、自分の頭の中だけは固定概念にとらわれないように常に風通しを良くしておきたいと思います。
・ボクシング選手に「人を殴ってはいけません」と言う
・F1ドライバーに「スピードを出してはいけません」と言う
・一般市民に「コロナウィルス感染拡大するから、働かないでください」と言う
上記3点は同義語です。
絶対に論点がズレていると思う。

あみだ堂 能呂慎太郎

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