社長日記

2020.06.09
改めて仏壇店を考える

世の中には数えきれない程の店舗があります。
食料品店、アパレルショップ、自動車販売店、飲食店、文房具店・・・。
そんな中で、自分が働いている仏壇店を改めて考えてみました。
いや、仏壇店というか、‟仏壇”という商品の特性。
そもそも買い物は「欲しい」か「必要」か「その両方」に分けられます。

例えば「帽子」は無くても問題の無い人は多いと思います。※もちろん必要な人もいます
例えば「塩」は必要な人の方が多いと思います。
例えば「花」は無くても問題の無い人は多いと思います。
例えば「トイレットペーパー」は必要な人の方が多いと思います。などなど・・

いかなる理由があれ「買おう」と決めなければ買いません。

それでは仏壇を考えてみます。

「仏壇」は無くても生活及び生存に支障はありません。
「仏壇」は何もないのに突然欲しくなることはほとんどありません。
仏壇は‟買わなくてはいけない状況”になって初めて「買おう」になります。
私は、「仏壇」以外に似たような商品がないか必死で考えましたが、あまり思いつきません。
一生懸命考えて一つだけ見つかりました。それはお祝いのお返しの贈答品です。
仏壇と同じく‟買わなくてはいけない状況”になって初めて「買おう」になります。

更に追いかけて、繁盛する贈答品店とはどんなお店だろうと考えました。
まず、仏壇と同じで普段の生活で贈答品を考える瞬間はほとんどありません。
ということは‟買う必要のない人”にいくら商品を訴えかけてもそのお客様の頭には残りません。
ここにヒントがあるような気がします。

すぐに対策をとりたいと思います。
それでは。

あみだ堂 能呂慎太郎


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