社長日記

2020.06.29
あなたにとっての右は私にとっては左です。

殆どの人間が‟自分が正しい”と思っている中で「トラブル」を考える。。

何かを発言した時点で、それが本人の本意では無いにせよその本人の意見として他者から見られている事は小学校低学年くらいからなら自覚可能です。そしてそれの発言の中で、色んな思惑があったにせよ、他者を傷つける事を目的にした悪意のある発言は大人になるとかなり少ないはずです。

何を言いたいかと言うと、
めちゃめちゃ当たり前の話で、人間は日常の生活や仕事の中で、‟自分はこう思う”って事を発言しますよね?
そして世の中の殆どの人間はお互いそうですよね?
それなのに人間同士のトラブルってよくありますよね?

・・私だけでしょうか?この事実がとても滑稽に思えるのは?

私には、
太っている人同士が「デブ!!」と言い合っているのと同じに見えます。

お互い同じ事をしているのにそれが許せない。それがトラブル。

私が考えるトラブル回避は、
・自分の意見や気持ちは自分しか分からない事実を、心ではなく頭で理解する。
・他人に自分を理解してもらおうと思わない。

何かとても冷たく感じるかもしれませんが、「お互い同じ」という切り口でこれを考えると、他人に対しての敬意にもつながるし何よりこれ以上に無い平等です。

私の意見は私しか分からない大切な気持ち。
と言う事は、
あなたの意見はあなたにしか分からない大切な気持ち。

ただこれが「目的達成」が加わると、分からないじゃ済まされません。
目的は達成するためにあるのですから。
そしてそうなった時は、分かりづらいですが、自分の気持ちよりも目的達成が優先されるし、それ自体が自分の気持ちにや考えになります。

目的のためならば
・目的達成の道筋から逆算して自分の意見を思慮する。
・目的達成のために自分の意見を認めないとならない環境を整える事に全力を使う。(自分に反対出来ない環境を
 整備する)

そしてくどいですが、これもまた「お互い同じ」であればこれ以上に無い平等なんです。

あなたから見ての右は、こちらからは左なんです。
でもこの事実にお互いが気付けば、
相手が‟右”と言えば、‟左”のことなんだなと理解出来ます。

ポジティブに考えると。
分かり合えない事実があるからこそ、分かりあえた時って最高に幸せですよね。

そう考えると、何だかトラブルが愛おしく思えます。

寒い時に飲む温かいスープ。
熱い時にのむ冷えたビール。
分かり合えないからこそ、分かりあえた時の喜び。
そのためならどんなトラブルも引き受けます。
‟お互い”頑張りましょう。

あみだ堂 能呂慎太郎




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